幼稚園に通う小さな男の子がいる友人が、小学校に入ったら自分でも学校から家に帰ってきたら自分でも鍵を開けなければならないから、また外に出ると、いろんな種類の鍵の開け方を教えている。と言っていたのですが、イタズラ盛りの男の子で、鍵をおもちゃにし始めて困ってしまった。と嘆くのです。
鍵の開け方は玄関から始まって、デパートのトイレなどの個室、社会勉強の一貫としてホテルのキーカード、オートロックキー、など様々な鍵の存在も教える様にしていたんです。
それに、車などの鍵も、もし閉じこめられたらどうやって開けるのか、開けられないときは、どうするのか、という子供の身を親が目を離した場所での鍵についても、子供の安全を考えて教え込んでいたのですが。
そこまでは良かったんです。
しかし、教えるのを忘れていた鍵があって、それは、友人である母親が大切に持っていた、ブランドバッグについていた鍵についてのこと。
ほぼ飾りで装飾的に考えていた友人は、バッグの鍵は特に鍵をかけずにいたんです。
でも子供にとっては、母親が鍵をいつもかけないのが不思議で、また、鍵をなんでそんな小さなバッグにつけているのに、全然、施錠する様子もないのが意味が分からなくて、ついに勝手にバッグの鍵を施錠してしまったんです。
それにスグに気が付いた友人は、バッグの鍵を取り外し、子供には、このバッグには鍵をかける必要がないのよ。と教えました。
でも、子供にとっては理解が出来なかったのか、鍵があるのにつかわないのが謎だったのでしょう。
そこから、子供が鍵をかけるというイタズラがどんどん加速。
家のどこからか見つけて来た南京錠や、自転車の鍵、チェーンキーなどを、家中の中にあるバッグや、スカートやベルトのベルト穴を鍵でつないだりと、細々としたものに鍵を取り付ける遊びをし始めたのだそう。しかも、気が付かないうちに鍵を取り付けているものだから、取り外すのが大変で、今は、もう子供のそばに鍵は置かないし、鍵を触れさせない様に気をつけているそうです。