新築の家に引っ越してきたのは冬の日でした。その年は大雪が降り、雪かき作業もとても大変な年でした。朝起きたら玄関前にも雪が積もり、開けにくいこともありました。雪も解け、暖かくなってきた頃、出先から戻って家の鍵を開けようと鍵穴に鍵を入れようとしたら、何故か鍵が思うように入りません。初めは入れ方が悪かったのかもしれないと思い、向きを変えて入れようとするも、入らず、若干パニックになりそうになりました。「えっ！？鍵これだよね・・・」と内心ドキドキしながら一度車に戻り、バックの中を確認してみても、やはりあるのはその鍵だけ。「・・・もしかして、鍵が曲がったりしたのかな…」と思い、鍵を良く確認しますが、曲がった形跡もなく、とにかく、一度ハンカチで鍵を良く拭き、もう一度玄関の鍵を開けようと挑戦することにしました。ちょっと強引に押し込むようにしたら、ついに鍵は鍵穴に入りました。ほっとして、鍵を回そうとしたら、今度は鍵が回らないのです！「なんで！？」今度はもっとパニックになりました。何度も何度も鍵を出し入れしていると、ようやく鍵が開きました！その時は安堵感と同時に、「新築なのになんで！？」と不満が湧き出てきました。そして、ハウスメーカーに問い合わせをすると、納得の答えが返ってきました。私の家が建つ地域は、海まで車で２０分ほど掛かりはするものの、地形の関係で海風の影響を受けやすく、雨・風・雪などにも塩分が含まれることから、海の塩分による錆の影響が出たのかもしれないとのことでした。対処法として、鍵穴用のさび止めのスプレーをすると、あっという間に鍵はスムーズに出し入れできるようになり、鍵も問題なく開け閉めできるようになりました。それからは、鍵が刺さりにくい感触が出てきたらすぐに錆止めスプレーを使用するようにしています。