自宅玄関ドアの鍵は、小判型のカードキーです。ドアに差込口がある回転する丸い錠前があり、小判型のカードキーを差し込んで回すと開錠できるというものです。この小判型カードキーを使用して、ドアを開けられなかった経験をご紹介します。自宅は、冬には雪が降る寒冷地域にあります。小判型のカードキーの丸い錠前がステンレス製のため、雪が積もり凍りやすいのです。日中の晴れた日であれば、凍った錠前も解けて、小判型のカードキーは差し込めるのですが、問題はその後なんです。溶け出した水滴が錠前の差込口に入り込んでしまい、夜になって冷え込んだため、中が凍結。そうなると、錠前の中の氷が邪魔をして、小判型カードキーを押し込んでも差せません。何度か小判型カードキーを入るところまで出し入れし、摩擦熱で氷を解かそうとしましたが、まったくダメでした。車で15分のところの実家まで行き、保温できる水筒にお湯を入れて自宅に戻りました。タオルにお湯を染み込ませ、錠前にあてました。それでも、小判型カードキーが差し込めなかったので、仕方なく錠前に直接お湯をかけてみました。するとやっと氷が解けたのか、小判型カードキーを差込口に差せました。雪が降る冷え込んだ夜に、錠前をぐるっと回して開錠できてほっとしたのも束の間で、錠前に直接入れたお湯が凍る前に水を出さなければなりません。差込口を下に向けて、中の水を全部出しました。その後、延長コードでつないだドライヤーで錠前の中を乾燥。最後に、錠前に雪が積もって水が入らないように、差込口を下に向けて作業が終了。寒冷地ならでの鍵トラブルでした。